3DCG業界へ転職する為に仕事を辞めたお話。

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20歳から上京して街に貼られる広告やパンフレット等のグラフィック関係の仕事を7年間してましたが、今年の8月に仕事を辞めて3dcg業界へ転職する事にした僕のお話です。

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3DCG業界と聞くと、残業が多くて安月給、期間も予算も無い中どうにか良い物を作りました・・・!という記事を良く見かけてはゾッとしてました。映画で言うと、「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」という感じなのかなと勝手に思っていたが、映画や奇麗なゲーム映像を見るたびに心躍り、現実世界には無い物を作れる、大袈裟に言えば神様にでもなったかのようにキャラクターを作り命を吹き込めると言う事が、今まで経験した事が無かった程面白く、1年間程学校に通いながら勉強をしてました。

 
 

働きながら学校に行くというのは、お金面でも大変ですが、それよりも結局は自分次第でどうにかしなければ行けないというのが人一倍大変で、納期があるわけじゃないので、いつまでも時間を掛けれたり、こういう事をしたいけど、そもそもそれをやる手段が分からなかったりと、とにかく覚える事が多すぎて、これを仕事にしたら一体どれだけ大変なんだろう・・・?という不安ばかりがつきまとい、しまいには働いてるからとりあえず生活費はあるので、学校に通う事がなあなあになる事さえありました。今日はこのぐらいでいっか?みたいな気分。気分を上げるのにレッドブルを飲むにもあまり効かない。もう最悪。。

 
 

しかし、前の職場では働いて帰るだけの「サラリーマン」を4年間やってました。大体の仕事はオペレーション的で4年もいたからほとんどの仕事はできるようになり、ワクワク感が殆ど無くなっていた。お決まりのお客さんと仕事をして修正をして納品する。それの繰り返しでしかなく、新しい事へ挑戦する事が全くなかった。

 
 

ふと、これが来年も始まるの?!と、考えたら時間の無駄だと思った。

 
 

給料から毎月4万円を貯金してたので、それが1年あると56万円貯金出来てたんですが、仕事をする8時間を犠牲にして56万円貯金できても、自分自身成長できず、40歳になった自分はどうなってるのだろう?と思うと、今以上に不安になった。

特に僕は派遣という立場で働いてたので長く働いても社員になれる事はなく、むしろリスクの方が大きかった。業績が悪くなると何人もの人が切られていったのをこの目で見ていたので、どちらにせよこのまま働いてても良い事は無いと思っていた。

 
 

空っぽな脳みそだと思ってたが、仕事を辞める時は円形脱毛症にもなった。

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お金が幸せだと思ってる人は不幸にしかならなく、心の充足感はいつまでたっても満たされないが、自分が出来ないと思ってた事が出来た時の喜びというのは、お金じゃ買えない幸せを感じれる。それが僕にとって3DCGだった。

 
 

作れば作る程上達して、もっと作りたくなる。もちろん一筋縄では行かない難しい事だからやりがいがあり、苛立も凄く多い。その苛立や不安が大きければ大きい程、それを乗り越えた時に達成感を感じる事が出来るんですよね。

 
 

ミスチルの歌詞にもある通り

この歌詞のままだと思う。

 
 

今の年齢で1から何かを始める不安。
新しい事を覚える事が多くて大変な不安。
仕事のやり取りが今までと全く違う不安。

 
 

不安不安不安・・・。もうね自分が弱すぎるヘタレだったのかが充分わかった。

 
 

しかしね、3DCGがやりたい!と思ったら、やらないより、やって難しくて自分に合わなかったんだな。と思ってもいいと思う。何も知らないよりも、少しでも3DCGの作り方を知っただけでも、自分が昨日より成長できてる証になる。

先輩方の作った映画を見て、「なんかCGっぽいよね?つまらない」とか言ってた昨日までの自分が素人ながら恥ずかしい。それがどんなに大変な事をやってるのかが、自分がやると分かるんだから。

それが分かっただけでも、この業界へ足を踏み入れた事を良かったと思ってる。働いてから一体どんな苦労がまってるのか今はまだ知る由もないが、自分で選んだ道を楽しみたいと思ってます!来年の今頃これを見返した僕はどう思ってるかな?

この本は僕の為に発売してくれたと思ってる。

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